【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/08(日) 10:17:33.93 ID:w9vsRS0p0
「ええい! ウバイトールは何をしている!」
「あっちにいるけど……」
ドラゴが指をさす。
『ウバっ、ウバっ、ウバァっ……』
その方向には、身体中を炎に包まれたウバイトールが、バタバタと手で自分の身体を叩き、必死で消火活動にいそしむ姿があった。
「なっ、情けない……私の生み出したウバイトールがあの体たらくとは……。キュアドラゴの炎で、剣にもダメージを与えてしまった。私もまだ修行が足りんようだな」
「ユニコ、大丈夫?」
ゴーダーツが呻いているうちに、ドラゴがユニコに近づいて、ささやく。
「ええ。ありがとう。助かったわ」
ユニコはドラゴの手を借りて立ち上がった。そして、呻くゴーダーツを尻目に、ドラゴの手をぎゅっと強く握った。
「あの、美旗さん」
「えっ? えっと、あの……何かな、大埜さん」
顔をつきあわせ、お友達同士お喋りするように。
「あきら、って呼んでも、いいかしら?」
「えっ、あっ、えっ……ええっ!?」
「いや、嫌なら、アレだけど……」
「いやいやいや!」
「そ、そんなに嫌なのね……」
「ち、違うよ! 嫌じゃないよ! っていうか、呼んでほしいよ!」
ドラゴは衣装と髪に負けないくらい、頬を真っ赤にして。
「わた、わたわた、わたしも……その、めぐみ、って、呼んでいい?」
「もちろん! 呼んでくれたら嬉しいわ!」
「あっ……う、うれしいな……め、めぐみ」
「うん。あきら」
その瞬間、繋いだ手から光が噴出した。空色の清浄な光と、烈火の如く燃えさかる光が、ふたりの繋いだ手から噴き出し、瞬く間に周囲を埋め尽くした。
「これは、“守り抜く優しさの光”と……」
「“燃え上がる情熱の光”……」
ふたりは顔を見合わせる。
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