【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/08(日) 10:14:51.09 ID:w9vsRS0p0
「そっか。ゆうきが、わたしを……」
あきらは笑って、頷いた。
「……わたし、やりたいな。生徒会の庶務」
「よかった。ありがとう、美旗さん」
「ううん。こちらこそ、誘ってくれてありがとう。大埜さん」
笑顔が笑顔を呼んでいるようだった。ふたりは笑い合い、そして。
男がふたりの目の前に立ちはだかった。
「久しぶりだな、キュアユニコ。そして、お初にお目にかかる。貴様がキュアドラゴだな」
「ッ……!?」
世界が闇に染まる。それは、その男の登場によって現出した、アンリミテッドの闇だ。
「あ、あなたは、一体……」
あきらが後ずさる。無理もない。あきらは知らない相手だ。めぐみはあきらをかばうように前に立つ。
「こんな休日にまでやってくるなんて!」
「そちらの都合など知らんな。まぁ、私は休日だからこそ出撃できたのだが」
「……?」
男の言葉の意味は分からない。しかし、それを詮索している暇はない。
「我が名はゴーダーツ。アンリミテッドの戦士だ」
「アンリミテッド……!?」
あきらがうろたえる。昨日ダッシューと戦ったばかりのあきらは、まだ戦いに不慣れだ。めぐみがサポートするのが筋だろう。めぐみは振り返り、言った。
「美旗さん、ゆうきはきっと戦えないわ。私たちふたりでやるしかないわ」
「……うん!」
妖精たちを逃がし、ふたりはロイヤルブレスを掲げる。妖精たちよりもたらされた紋章をブレスに差し込み、戦士の宣誓を叫んだ。
「「プリキュア・エンブレムロード!」」
ふたりの少女の姿が変わっていく。闇に染まった世界を救い出す戦士の姿だ。世界に色を、希望を、光を、取り戻すための力だ。
「守り抜く優しさの証! キュアユニコ!」
「燃え上がる情熱の証! キュアドラゴ!」
「「ファーストプリキュア!」」
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