【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/04/08(日) 10:05:30.57 ID:w9vsRS0p0
どの子ももふもふで可愛らしい。抱き心地を確かめたいところだが、真面目な顔をしたキュアユニコが、それを許してくれそうにない。
「聞きたいことは色々あるでしょうけど、話は後よ。とりあえず今は……」
ユニコが目線を向けたのはダッシューだ。
「ダッシュー! あなた、生まれたてのプリキュアにここまでやることはないでしょう! こんな身体中ボロボロにさせて! 両手だって火傷しちゃってるじゃない!」
「あ、そ、それは……」
ほとんど自分で負ったキズだと言い出せる雰囲気ではなかった。ユニコの言葉を受けて両手を見ると、たしかに、ひどい火傷を負っているように見える。間違いなくキュアドラゴの炎を使って戦った影響だろう。
「まったく、調子が狂う連中だ。しかし、いかに君たちでも、このウバイトールは倒せまい」
ダッシューは笑う。直下のアスファルトが盛り上がり、手を形成する。ダッシューはアスファルトから伸びるウバイトールの手の上から、三人のプリキュアを見下ろす。
「うーん、さっきもあの腕を斬ったんだけどなぁ」
「道路に向けて放ったアサルトも、驚いてはいたけど決定打にはなっていないみたいね」
「あ、あの……」
ふたりの先達のプリキュアに対して、気後れしつつもドラゴが口を挟む。
「ダッシューが、このあたりの道路ずべてをあの怪物にしたの。だから、どうしたらいいかわからなくて……」
「なるほど。有益な情報ね。ありがとう」
ユニコが考え込むようにうんうんと唸る。しかしそれを待つ敵ではなかった。
「行け、ウバイトール! プリキュアも王族もまとめて叩きつぶせ!」
『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』
「ああ、もう! こっちは考え事をしているのよ!」
ユニコは片手をアゴに当てた考え事のポーズのまま、空いた手で剣を掲げる。その剣から空色の光が発せられ、ドームを形成する。目前まで迫っていたアスファルトから生える巨大な拳を、その光のドームがはじき返す。
「すごい……!」
「ま、まぁね……」
ドラゴの感嘆の言葉に、ユニコが頬を染める。クールそうな見た目からは想像もつかない、可愛らしい仕草だ。
「防いでいるだけじゃ倒せないグリ!」
「そうニコ! どうすればこのウバイトールを倒せるニコ!?」
「ふ、ふたりとも落ち着くレプ。王族が慌てる姿を見せるなんて情けないレプ」
三人の妖精がワイワイと騒ぎ出す。
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