【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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397:名無しNIPPER
2018/03/18(日) 10:17:11.02 ID:uBlGke+q0

…………………………

「ふふ。めぐみちゃん、いい顔で笑うようになったわね」

 彼女は、カフェの奥でひっそりと祝賀会を上げる少女たちを眺めながら、そっと呟いた。

「うちの鈴蘭ちゃんも、同じように笑ってくれると嬉しいのだけど」

 噂をすれば影、というわけではないのだろうけれど。

「あら……?」

 店のガラスの向こう、道を歩くダイアナ学園の女子生徒は、鈴蘭だ。裏から二階の自分の部屋に向かうのだろう。その顔は、困惑するような、嬉しそうな、どこかボーッとしたような、色々な感情がない交ぜになったような表情を浮かべていた。

「……鈴蘭ちゃんもあんな顔をするのね」

 彼女はだから、嬉しくて、笑った。

「良いお友達でもできたのかしら。今晩、聞いてみようかしら」

 ニッと笑う。その笑顔は、何の裏表もない、本物の笑みだ。




「大丈夫。鈴蘭ちゃん、あなたの抱える闇は、そんなものじゃないはずよ」




 その清々しい笑顔のまま、彼女はそう言った。

「ふふ。これからが楽しみだわ」



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