【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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358:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 11:51:55.46 ID:NMs8LA5T0

…………………………

 ひなカフェ二階の下宿には、共用のお風呂がある。同居人たちは年頃の少女である彼女に気を遣ってか、いつも一番風呂にしてくれる。

「……騎馬はじめ」



 ――――『君を置いていけるか!』



 ――――『友達を置いていけるわけないだろうが!』



 ――――『私は……君と、友達になりたい』



「ともだち……」

 どうしてだろう。きっと、お風呂の湯がいつもより熱いせいだ。そうに決まっている。

 そう言い聞かせながらも、やはり戸惑いは消えない。

「どうして……」

 そっと、胸に手を当てる。鼓動が高鳴る。ドキドキが、止まらない。

「どうしてこんなに、ドキドキするの……?」

 答えは出ない。

 それは、彼女が忘れてしまった感情だからだ。



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