【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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336:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 11:41:06.04 ID:NMs8LA5T0

…………………………

「結局、アレはなんだったんだろうね」

「さて、ね。どっちにしろ、アンリミテッドのいないウバイトールなんて、わたしたちの敵じゃないわ」

「そうだけど……」

 放課後は、目前まで迫った生徒会選挙の準備だ。教室で推薦の原稿の読み合わせをするユキナと有紗の目を盗んでめぐみに耳打ちするが、やはり答えはでそうにない。

「不思議なのはわたしも同じよ。今は生徒会選挙の準備に集中しましょう」

「ま、それもそうだね」

「? ゆうき? めぐみ? どうかしたの?」

「なんでもないなんでもない」

 ユキナの不思議そうな目にそう返すと、ゆうきも準備に集中しようと思いなおす。

 と――、

『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

「なっ……!」

「うそでしょう……!?」

「? どうかしたのかい、ゆうき、めぐみ」

 突然大声を上げたゆうきとめぐみに、有紗が目を丸くしている。

「いや、あ、えーと……」

 ゆうきは勢いよく立ち上がって。

「そ、そうだ! 誉田先生に頼まれてた学級委員の仕事を忘れてた!」

「そ、そうだったわね、ゆうき! ごめんなさい、ユキナ、有紗。少しふたりで読み合わせをしていてちょうだい」

「それは構わないけど……」

「今日なんか頼まれたっけー?」

「ごめん!」

 不思議そうな顔をするユキナと有紗を残し、ゆうきとめぐみは急いで教室を後にした。



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