【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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314:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:27:03.16 ID:LVapeV8q0

「今は効かなくたっていい! ラブリが助けられれば、それでいい!」

「ッ……! キュアグリフ!」

 その間にキュアユニコがゴドーへ迫る。

「ゴドー! ラブリを返しなさい!」

「舐めんじゃないわよ! あたしだって……!」

 ゴドーは片手にラブリを握りしめたまま、向かってくるキュアユニコに相対する。

「悪いけど、ブレイとフレンの友達を連れ去らせるわけにはいかないから、本気を出すわよ」

「はん! 何が友達よ! いがみあってばかりの王族が友達なわけないでしょ!」

「そうかもしれない。ううん、そうだったかもしれない。けど、これからはきっと、大丈夫」

 キュアユニコは笑う。その不敵な笑みに、ゴドーは大地を蹴り、跳んだ。アンリミテッドの位相に逃げ込んでしまえば、さしものプリキュアも追ってはこれない。それは戦略的撤退だ。

「あんたが何を言ってるのかまるでわからないわ! どっちにしろ、これで終わりよ! 愛の王女はアンリミテッドがいただくわ!」

「本気を出すって、言ったわよね」

 ゾクッと、ゴドーは背筋が寒くなるのを感じた。それは、まぎれもなく、眼下を走る空色のプリキュアから放たれている、闘気のような何かだ。

「優しさの光よ、この手に集え!」

 空色の光がキュアユニコの手に集約する。そして現われるのは、ロイヤリティの伝説の戦士が携えるとされる伝説の剣――、

「――カルテナ・ユニコーン!」

「ッ……」

 その剣がとてつもない力を内包していることは火を見るより明らかだ。しかしゴドーはすでに飛び上がり、アンリミテッドへ消える準備は万端だ。何も心配する必要はない。

 そう。大丈夫。大丈夫なはずだ。

「角ある純白の駿馬、ユニコーンよ! プリキュアに力を!」

 しかし、その希望的観測はあまりにも容易く打ち崩された。




「プリキュア・ユニコーンアサルト!!」




「ッ……!?」

 空色の光を爆発させるように、キュアユニコが跳び上がる。まっすぐ、ゴドーに向かって、まるでロケットのようなアサルトを放ったのだ。



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