【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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286:名無しNIPPER[saga]
2018/02/18(日) 19:18:10.14 ID:nI3CgSSH0

 しかし、

「大した “優しさ" だな、キュアユニコ」

「っ……」

 ゴーダーツは長剣の腹で、カルテナを受け止めていた。渾身の必殺技が惜しくも阻まれたことを察したキュアユニコは、すぐに後ろに飛び退き、ゴーダーツから距離を取った。

「筋はいいが、素人同然だ。それでは俺には勝てんな」

 言うと、ゴーダーツはキュアユニコに背を向けた。

「今日は挨拶代わりに来ただけだ。俺はもう、以前の俺ではない、とな」

「大した余裕ね。たしかに今のあなたは強いわ」

 それに対し、キュアユニコが言葉を返す。

「でも、わたしたちも強くなる。絶対に、負けない」

「ああ、それまで、俺も刃を研いでおくことにしよう。さらばだ、キュアユニコ。キュアグリフ」

 ゴーダーツが闇に溶けるように消え、世界は色を取り戻した。



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