【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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266:名無しNIPPER[saga]
2018/02/18(日) 19:03:42.29 ID:nI3CgSSH0

第九話【仲直り! キュアユニコの新たなる力!】



「プリキュア・エンブレムロード!」

 暗闇に染まる世界に差し込む鮮烈な光。それは伝説の戦士プリキュアが生まれる光だ。

 それはふたりのプリキュアが生み出す絆の光でもある。

(私……)

 しかし、今ばかりは分からない。

 天空より舞い降りたキュアユニコの心に差すのは、不安だった。

「……行くよ、ユニコ」

「えっ、ちょっと、グリフ!?」

 着地した途端、グリフは地を蹴って跳んだ。名乗りの口上すら忘れたというのだろうか。それほどまでに、ゆうきは怒り狂っているのだろうか。

「ゴドー!!」

「馬鹿ね! あんたの相手は、こいつよ!」

 ゆうきの鬼気迫る雰囲気にあてられたのか、それとも嗜虐心がくすぐられたのか、ゴドーもまた凄絶な笑みを浮かべていた。ゴドーが腕を一振りすると、ウバイトールが横合いから飛び出し、グリフに強烈な体当たりをぶつけた。

「ッ……!」

「ウバイトール! やっちゃいなさい!」

『ウバイトォォォオオオオオオオオオル!!』

 追撃するウバイトールに、再びグリフの行動が遅れる。ガードすら間に合わず、大きく後方に吹き飛ばされる。

「グリフ!」

 ユニコはグリフを空中で受け止めると、半ば倒れるようにして着地した。

「ダメよ、あんな戦い方。もっと考えないと……」

「……放して」

 ユニコを突き放すように、グリフが立ち上がる。へたり込んだままのユニコを見ようともせず、グリフは普段からは想像もつかないような暗い表情でゴドーを見据えた。



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