【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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名無しNIPPER
[saga]
2018/01/21(日) 10:55:19.66 ID:agWmrLpM0
…………………………
「ゆうきっ、お疲れ様っ」
「わっ」
あらかた作業も終わり、残りの準備は明日の朝という運びとなった。学級委員は皆晴れやかな顔をして解散し、ゆうきとめぐみもまた気持ちよく家路につこうとしていた。
そんなときに、急に背後から飛びつかれれば驚きもする。
「ユキナ?」
「うんっ。見てたよー、ゆうきと大埜さん、途中でちょっと作業サボってたでしょ?」
「さ、サボってなんかないよ」
言い返してから気づく。そういえば、ブレイとフレンと話していたときは、周りからはサボっているように見えたかもしれない。
「あー……」
「ちょっとちょっと! 冗談だよ、冗談。そんな気にしないでよ」
「ゆうきはマジメだから、冗談でも気に病んでしまうんだ。あんまり変なことを言うんじゃない」
「あいたっ」
慌てるユキナの頭を軽くはたく手。背が高いクラスメイト、ユキナとセットの有紗だ。
「有紗ひっどーい」
「ひどくない」
ふたりのかけあいはもはや定番と言ってもいいかもしれない。ユキナがバカをやって、有紗がたしなめるのだ。
「ふたりとも、練習は?」
「今は休憩中なんだ。あと一回通し稽古をして、それでおしまいだよ」
「そっか」
先の、演劇部の練習の様子を思い出す。誰も彼も、自分たちのやっていることに誇りを持っていて、キラキラと輝いていた。きっと、明日はもっと輝くのだろう。ゆうきは、そんなユキナと有紗を、去年一年間、ずっと間近で見てきたのだ。
「……明日の本番、がんばってね」
「うん。ありがと、ゆうき」
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