52:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 13:05:38.03 ID:nZJI/gt30
ことり「……うぅーん、難しいかなぁ。少なくとも、後悔はしてないよ。ことりはみんなと幸せな高校生活を送りましたっ」
鞠莉「それなのに、『難しい』の?」
ことり「そうだねぇ。あのね、今の先生とか友達とかに留学を断った話をしたことがあるんだけどね」
ことり「みーんな、絶対こう言うんだよ」
「「もったいない」」
声を重ねたことりさんと真姫さんは、心底可笑しそうに吹き出した。
ことり「真姫ちゃんも言われるの?」
真姫「1回だけね。もっといい大学の医学部に行けたかもしれないのにって」
ことり「えぇ……真姫ちゃん十分いいとこ行ってるよね……」
真姫「ま、スクールアイドルとかステージなんて、他の人にとってはきっとそんなものなのよ。数ある選択肢のうちの1つで、やらなくても生きていける」
鞠莉「でも、2人はそれを選んだわ」
真姫「そう、選んだの。やりたかったから。私にとってはそれで十分」
真姫「どれだけ不愛想でも、どれだけ冷たいって言われても、私は選んだ。それが西木野真姫だった」
真姫「西木野真姫は、スクールアイドルだったのよ」
ことり「……うんうん」
真姫「ちょっと、撫でないで!」
ことり「えへへ……なんだか大きくなったなぁって」
真姫「何よ、それ」
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