28:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:44:39.08 ID:nZJI/gt30
ことり「鏡を見た途端に顔がぱあぁってなってね! 細かい飾りまで触ってみたりしてね! それに……」
ことり「ドレスのこと、抱きしめるみたいにぎゅぅってしてた」
ことり「すっごく幸せそうに、愛おしそうに、ずうっと、抱きしめてた」
鞠莉「……」
ことり「それで思ったんだぁ。ああ、鞠莉ちゃんにとって、衣装はとってもとっても大切なものなんだって」
ことり「だからね、失くさないでほしい」
鞠莉「……見間違いよ」
ことり「そんなことないよ。ことりはずっと見てきたんだもん」
ことり「ことりの服を着た人が、どんな顔をして、何を考えているのか、ずっとだよ。フランスでも……日本でも」
ことり「だから鞠莉ちゃんは大丈夫だよ。あんな顔で衣装を着られるんだもん。惨めなんかじゃ、ない」
鞠莉「……勝手なこと言わないで」
ことり「鞠莉ちゃんはね、もっともっと輝けるよ。笑顔になれるよ。ことりは、そう思う……っ!」
鞠莉「そんなこと―――」
ことり「捨ててほしくないの! 鞠莉ちゃんに、衣装のこと嫌いだなんて、思ってほしくない……っ!!」
鞠莉「だから、勝手なことをっ――――……どうして、ことりさんが泣くのよ」
ことり「えっ、泣いてた? えっ、あっ、あははは……」
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