13:名無しNIPPER[saga]
2017/12/16(土) 12:32:30.30 ID:nZJI/gt30
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ことり「ありがとね〜、荷物を運ぶのを手伝ってもらっちゃって」
鞠莉「No problem! 特に用事もなかったし……」
作業スペースだと案内された部屋は、それはそれは散らかっていた。
床の上には毛糸や布、わら半紙の山。
机の上には針とペン、ノートパソコンが所狭しと重なり合い、その隣には大きなミシンと化粧道具。
部屋の中央では背の高いマネキンが無表情に斜め上を見上げている。
小さな窓枠は趣味よく飾られ、優しく差し込む日光を受けてきらきら輝いていた。
鞠莉「洋服屋さん?」
ことり「うーん、ちょっと違うかな? ことりはデザイナー見習いだから」
鞠莉「ああ、そういえば μ's の衣装係って……」
ことり「知ってるの!? うわあぁ、嬉しいっ!」
幼く目を輝かせたことりさんは私の手を優しく握った。
なにこれ、手の平、柔らかい。
鞠莉「Ah……えっと、それじゃあ」
ことり「待って待って!」
鞠莉「え?」
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