80:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:28:07.01 ID:6MQO8edp0
ヒストリア「そう言ったくせに……何でよ、何で私を置いて行ったの……乗り換えろなんて言っておいてあっちを選ぶなんて……裏切り者……絶対許さない……」
ジャン「クリスタ? どうしたんだお前らしくもない……」
ヒストリア「あははクリスタ! クリスタはやめたの。もういないの! 私はヒストリア……クリスタは私が生きるために与えられた役で……子供の頃読んだ本の女の子……だった……はず……」
81:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:29:35.75 ID:6MQO8edp0
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エレン硬質化実験後 隠れ小屋
82:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:31:08.45 ID:6MQO8edp0
ミカサ「エレン、まだ寝ていないとダメ。体力が回復してない。さあ横になって」
エレン「横になってたら話しにくいだろ……」
アルミン「それでエレンとしてはどうだった。今回の硬質化実験は」
83:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:33:37.29 ID:6MQO8edp0
アルミン「でもそうとしか考えられない。巨人の力が記憶に影響を与えるとしたら、脳に影響してるってことだ。なら同じように感情に影響があってもおかしくない」
エレン「じゃあ何か? この気持ちは、オレの気持ちじゃないのか……?」
アルミン「エレンには悪いけど、僕はその可能性が高いと思う」
84:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:35:24.41 ID:6MQO8edp0
ミカサ「アルミン気をつけて。エレンはここ最近ヒストリアとは……」
アルミン「そうだったね。本当にごめん」
エレン「いいんだ。ヒストリアに嫌われてんのも、そもそもオレのせいだしな」
85:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:36:29.12 ID:6MQO8edp0
アルミン「エレンと並ぶ重要人物を削いじゃだめだよ……」
エレン「重要人物じゃなくても削いじゃだめだろ」
アルミン「あはは…………でもミカサも変わったね。きっと昔ならそんなこと言わなかった」
86:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:37:15.32 ID:6MQO8edp0
ミカサ「そう。でも最初だけ」
エレン「最初だけ?」
ミカサ「最初は……本当に警告のつもりだった。エレンは私の家族だから近づいてほしくないと言った。けど、それなら私と友達になりたいって……」
87:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:38:30.75 ID:6MQO8edp0
ミカサ「そこから徐々に仲良くなった。ヒストリアのことが嫌いになれなくなった。だから……エレンといっしょになっても、エレンが幸せならそれでいいと思えるようになった」
エレン「お前はお母さんかよ……」
アルミン「でも、それでいいの? 君は……」
88:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:39:33.08 ID:6MQO8edp0
ミカサ「何か手はないの? エレンがかわいそう……」
アルミン「うーん……そもそもヒストリアはエレンの気持ちを疑ってる。さっきの僕みたいにね。だからその気持ちが本物だと証明すればいいと思うんだけど……どうすればそんなことできるのか、僕には見当もつかない」
ミカサ「そう……」
89:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:41:18.96 ID:6MQO8edp0
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ねえお姉ちゃん
90:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/16(土) 08:43:09.29 ID:6MQO8edp0
どこかの隠れ部屋
ヒストリア「んあ……?」
エレン「え? どうした?」
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