91: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:15:19.58 ID:Qezuh/qr0
「ふん……見下げ果てた狸よ! じゃが、お前らの目的はどうせ叶わん!」
「父上、茶釜エンジンに追加に酒を! 連中をもっと引き離してやらんといけん!」
「うむ。山三つほども離してやれば、人間風情の心も折れようぞ……!」
まだたっぷり残った球泉洞スピリアルと、あれほどのパワーを発揮する茶釜エンジン。
また補給されちゃったら、プロデューサーさん達が追いつくなんてできっこない……!
だけど止めようにも、私達の周りは海老原の狸が固めていて身動きも取れません。
見守るしかない中、また新鮮な高級焼酎が注がれて……加速!
「ううう……っ!?」
「ムッハハハハハ! 速い速いっ! それそれどんどん注ぎ込んでしまえ〜っ!!」
後ろに見えるブリッツェンちゃんがもう豆粒みたい。
このまま、新しい人質と狸質になるしかないの……!?
「――だめです〜〜〜〜〜〜っ!!」
「ええ……っ!?」
「なんと!?」
視界の隅から、何かが突撃してきました。
それは座敷の隅で目を覚ました、菜帆ちゃんだったのです!
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