38: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 00:23:42.70 ID:Qezuh/qr0
「…………黙って聞いてりゃ手前勝手なことばかりぐだぐだぐだぐだ…………」
「……そなたー?」
ぷちっ、と何かが切れる音が聞こえた……気がして。
プロデューサーさんが、ぐわっと顔を上げました。
「狸がアイドルで悪いかッ!!」
「む……ッ」
そんな顔のプロデューサーさんを、私は初めて見ました。
ほんの一瞬気圧される狸を前に、彼は一気にまくしたてます。
「一人で東京に出て、右も左もわかんねぇとこから事務所入って!! この子がイチからどんだけ頑張ってきたと思ってんだ!!
美穂は自力で正々堂々アイドルしてんだ!! ファンを化かしてここまで来たと思ってんなら大間違いにも程があるわ!!
それが地元にも名が知れるようになって、こうやって故郷の舞台に立つ晴れの日が今なんだぞ!!
ああそうだよ俺は胡乱で信用ならねえ人間風情だよ、大いに見下してもらって結構だ!! でも美穂のことは今すぐ訂正しやがれ!!」
「……プロデューサーさん……」
「ちょちょちょ、落ち着きなって! 向こうにゃ狸質いんだよ!?」
「ヌゥーン! 離せ周子! 文句はまだ山ほど……!」
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