114: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2017/12/16(土) 01:30:56.10 ID:Qezuh/qr0
みんな、無事かなぁ。
蘭子ちゃん、周子ちゃん、紗枝ちゃん、芳乃ちゃん。
菜帆ちゃん、イヴさん、楓さん。
お父さん、お母さん……。
「大丈夫だ」
頭の中を見透かしたように、真横のプロデューサーさんが言いました。
「その為にやってきたんだ。だから明日、最高のステージを見せてくれよな」
「ふふ。任せてくださいっ」
「おう――ていうか寒いなやっぱ! もうちょっと厚着してくるんだった……!」
心頭滅却すれば火もまた涼し、の逆パターンってあるんでしょうか。
確かに、それまで気にする暇すらなかった寒さが今になって堪えます。
……あ、そうだ。
「プロデューサーさん」
「ん? ……おっ、これ……」
「えへへ。私の、お守りです」
二人に貰った、ピンク色のマフラー。
私はそっと肩を寄せて、彼の首にその半分を巻いてみたのでした。
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