8: ◆foQczOBlAI[saga]
2017/12/15(金) 01:39:08.67 ID:x1T0rpkl0
ふう、事務所に来るまでなかなかに時間がかかってしまった。それも仕方ない、こんな大きなロボを持っているのだから。
それでももってこれたのは私の技術の粋を集めた鞄の力だろう。
昔ならそのまま白衣を着てロボに乗って事務所まで向かっていたかもしれないがもう私はアイドルだからな。
プライベートで目立つわけにもいかんだろう。TPOというやつだな。
それでも本来来るべき時間より大幅に前倒しできた。わくわくしすぎて朝一で向かったためだ。
シャコ、シャコ。ちひろさんは変わらずそこにいた。
「やあ、ちひろさん。こんにちは」
「こんにちは、ずいぶんと早いですね」
「ちょっと用事があってだな」
「ああ、プロデューサーさんは今はいませんよ」
「いや、ちひろさんに用があるんだ」
「私ですか?」
目を丸くして驚くちひろさんを見て気分が良くなった。イタズラが成功したときのようだ。
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