153: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/12/17(日) 22:34:24.70 ID:lHb1Hq6uO
ダイヤ「……佐原」
梨子「え?」
ダイヤ「いえ……高校といえば、以前お母様がおっしゃっていたことが」
ダイヤ「なんでも、滞納していた学費が限界を超え、卒業間際になって辞めてしまった方がいらっしゃると」
梨子「それ……私、知ってます」
ダイヤ「知っている……?」
梨子「同級生だったんです」
梨子「でも……正直、クラスではあまり目立たない方で」
梨子「あまり記憶がはっきりしていないんですけど……ただ、千歌ちゃんが積極的に話しかけていました」
ダイヤ「……千歌さんが?」
梨子「はい。クラスみんなと友達になりたいんだーって」
ダイヤ「千歌さんらしいですわね」
梨子「それに千歌ちゃんと佐原君、よく話していたんです……なんでも千歌ちゃんが、彼を放っておけないからって」
梨子「そのうち曜ちゃんが嫉妬しはじめて、曜ちゃんの方から千歌ちゃんに話しかけることが増えていったんですけどね」
ダイヤ「曜さんが……」
ダイヤ「――その件、少し気になりますわね」
梨子「え……?」
ダイヤ「いえ、こちらの話です」
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