114: ◆PChhdNeYjM[saga]
2017/12/14(木) 22:14:50.22 ID:VPakXgRYO
梨子「……ならどうして、ダイヤさんなんですか」
ダイヤ「私であれば、仮に嫌われたとしても……最悪《仕方ない》で済ませられるでしょう?」
梨子「……え?」
ダイヤ「千歌さんから聞いたことではありません」
ダイヤ「でも……千歌さんにとって、曜さんや梨子さんは、特別な人」
ダイヤ「絶対に、自分の嫌な部分を見せたくは無かったのだと……思います」
ダイヤ「私は、たとえ嫌いな相手だろうが避けたりなどしませんし」
ダイヤ「持ち掛けられた相談は、真剣に解決策を模索いたします」
ダイヤ「そういう付き合いを、昔からさせられてきましたから」
ダイヤ「まあだからといって、この一年で千歌さんを嫌いになったつもりは毛頭ありませんが」
梨子「……」
ダイヤ「それで、千歌さんと会わせてくれ……と」
ダイヤ「なぜ、私が千歌さんの居場所を知っていると思うんですの?」
梨子「前回、お金の相談をされたと言ってましたよね?」
ダイヤ「……」
梨子「できる限り安い物件を紹介したとも」
梨子「なら、千歌ちゃんが今住んでいる場所もわかるはずです」
ダイヤ「……知ってどうするおつもりですか?」
梨子「千歌ちゃんに会うんです」
ダイヤ「会ってどうするおつもりですか?」
梨子「それは……話をするに決まってるじゃないですか」
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