6:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 01:52:32.11 ID:S065D/BF0
「っ!」
見慣れた天井
また巻き戻された世界の時間
7:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 02:07:51.22 ID:S065D/BF0
数えるのやめるほど繰り返した日々の中でいつしか夢も見なくなっていたが…
「変な夢ではあったけど、幸せな夢に比べればマシね」
中途半端な希望を見せられるくらいならこれでよかったのかもしれない
8:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 02:32:26.64 ID:S065D/BF0
これまでも、すでに巻き戻した時点からイレギュラーが発生していたという事態も少なからずあった為警戒してしまったが、本当にただの夢であったようだ
過去には何故かさやかが私の病室で寝ているといったことや、まずもって転校先が違うといった致命的なものまであったりしたが…
そのケースは基本的にさらにイレギュラー要素が連鎖発生するため思う通りに行かないことがほとんどであった
9:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 02:41:13.88 ID:S065D/BF0
「そうならば普段通りに動きましょうか」
ひとまずイレギュラー要素はないものとして今回も動く
たとえ何があったとしても私のやることは変わらない
10:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 02:55:37.45 ID:S065D/BF0
勢いよく体を起こし、ベッドから降りる
とりあえずいつもと同じようにまずは自然に裸眼が使えるよう院内の店でコンタクトを購入しに向かう
魔力で眼鏡要らずにするのは当然なのだが…
11:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 03:09:24.05 ID:S065D/BF0
病室を出て店に足を向ける
さて着くまでの間に視力を回復させよう
手を目の前にかざし魔力を込める
12:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 03:13:08.25 ID:S065D/BF0
『カレンダーが今私が存在する時を伝える』
『壁掛けの時計に視線を移す』
『勢いよく体を起こし、ベッドから降りる 』
13:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 03:25:13.74 ID:S065D/BF0
メキッ
掴んでいた手すりが割れる
ああ、よく見える
14:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 03:29:51.34 ID:S065D/BF0
踵を返し病室へと引き返す
体が軽い
久しぶりの感覚
15:名無しNIPPER[saga]
2017/12/13(水) 03:31:57.57 ID:S065D/BF0
「ソウルジェムがない……!」
私の体から魔力がキレイさっぱりなくなっていた
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