イヴ・サンタクロース「高峯のあの事件簿・プレゼント/フォー/ユー」
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◆ty.IaxZULXr/
[saga]
2017/12/12(火) 22:52:43.09 ID:8PMV4OlW0
のあ「まぁ、慌てふためいていたけど、もう解決したことよ」
雪乃「そうですわね。改めて、ありがとうございました」
のあ「私は良い店子を失いたくなかっただけよ」
雪乃「協力してくださった、白菊さんと池袋さんを後日ご招待したいと思っていますの。皆様もお時間があったら、いかがでしょうか?」
真奈美「予定があえば参加させてもらおう。のあはどうだ?」
のあ「事務所にいる時は声をかけてちょうだい」
雪乃「新しい紅茶を振る舞いますわ。まゆさんもいらっしゃって?」
まゆ「はい、のあさんのお供をします」
のあ「雪乃、聞いていいかしら」
雪乃「はい」
のあ「どうして、サンタクロースはこんなことをしたと思う?」
真奈美「元は自分の爆弾ではあるが」
のあ「被害者も犯人も出さなかった。どうしてかしら」
雪乃「真意はわかりませんけれど、きっとクリスマスのためですわ」
まゆ「クリスマス?」
雪乃「穏やかなクリスマスのために、爆発が起こらない方が良いと決めたからだと思いますわ」
のあ「そのために立てこもり事件も起こして、大逃走劇をするかしら」
雪乃「どんな犠牲を払ってでも、しなければいけないと、思い込んでいたのかもしれませんわ」
のあ「狂信的ね」
雪乃「よほどの聖人か悪人でなければ、行動になんてしないと思いますわ」
真奈美「サンタクロースはどっちだ?」
雪乃「……私が決めてはいけないと思いますの」
のあ「そうかもしれないわね」
真奈美「ああ、裁くのはヘレンが捉えた時だろう」
のあ「法に基づいて処分されるでしょう、彼女の行為を裁くのは私達がしてはいけない」
雪乃「私もそう思いますわ」
真奈美「ショッピングモールで爆発事件は起こらなかったのは事実だ」
のあ「そして、起こしたことしか裁くことはできない」
雪乃「はい。それと、探偵の真似事をして思いましたわ」
まゆ「どうでしたか?」
雪乃「のあさん達を見てましたから、少し興味がありましたけれど」
のあ「そう」
雪乃「私には、向いていませんわ」
のあ「同感ね。可能ならば、ここでお店を続けてちょうだい」
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