イヴ・サンタクロース「高峯のあの事件簿・プレゼント/フォー/ユー」
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72: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2017/12/12(火) 22:05:14.77 ID:8PMV4OlW0
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大型ショッピングモール・2階・和風カフェ

イヴ「いつものようにプレゼントを配ってたんですよぉ」

雪乃「……」

イヴ「でも、誰も喜んでくれませんでした。中野さん、どうしてでしょう?」

有香「えっと、好みのプレゼントじゃなかったから……なんて贅沢でしょうか」

イヴ「正解ですよぉ。私のプレゼントは求められていませんでした」

雪乃「……」

イヴ「どうして、と聞いてしまいました。サンタは子供の前に姿を現してはいけないのに、です」

フレデリカ「……」

イヴ「簡単だったんですねぇ。オモチャやお菓子は欲しくても、喜べないだけだったんですぅ」

雪乃「それは、どういうことでしょうか」

イヴ「だから、世界を変えてくれる爆弾を配らないといけないんですよぉ」

時子「……そんなわけ、ないでしょうが」

イヴ「子供達は未熟だけど、愚かじゃありません」

ダッシャー「……」

イヴ「愚かじゃないから、私のおためごかしにも気づいてたんですねぇ……」

雪乃「……」

イヴ「その日だけは幸せでいて欲しいなんて、サンタクロースのワガママだったんです」

時子「……世知辛いサンタね」

イヴ「本当に穏やかなクリスマスには何が必要か、私は決めました」

雪乃「それが、爆弾なのですか」

イヴ「皆が幸せになれるクリスマスを、それが私の使命です」

有香「……爆弾で幸せになれる、のでしょうか」

イヴ「幸せな高台から優しい歌が聞こえたって、あの子達は幸せになれませんよ」

有香「いえ……そんなつもりで言ったわけでは……」



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