イヴ・サンタクロース「高峯のあの事件簿・プレゼント/フォー/ユー」
1- 20
41: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2017/12/12(火) 21:25:04.91 ID:8PMV4OlW0
16

大型ショッピングモール・1階・インフォメーションカウンター前

財前時子「貴方、逃げ遅れて人質にされたのかしら」

財前時子
人質の一人。インフォメーションカウンターのお仕事は、意外と向いていたらしい。

雪乃「止められてしまいましたわ。あそこにいるトナカイさんに」

時子「薬局でハンドクリームの試供品を試している奴?」

雪乃「ルドルフと名乗っていましたわ」

時子「赤鼻ね。止められた理由は何かしら、答えなさい」

雪乃「誕生日を聞かれましたわ。バレンタインはクリスマスのライバルらしいですわ」

時子「ハァ……ろくでもない理由ね」

雪乃「財前様はどんな理由ですの?」

時子「見かけによらずにクリスマスにこだわり派に違いません、だそうよ」

雪乃「まぁ」

時子「否定はしないわ。家族と過ごす時間も大切でしょう」

雪乃「うふふ、その通りですわね。去年はどちらに」

時子「南フランスの別荘よ。貴方は」

雪乃「去年はお仕事でしたの。雪景色のクリスマスが恋しいですわ」

時子「クリスマスは待てば来るわ。待てないほど、無粋じゃない」

雪乃「時計を回しても、来ませんのに」

時子「温度を下げた所で、ね」

イヴ「やっぱり、クリスマスが好きなんですねぇ〜」

時子「急に出てこないでくれるかしら」

雪乃「びっくりしましたわ……」

イヴ「お菓子をプレゼントしますよ〜。どうぞ」

時子「いわないわ」

雪乃「私も遠慮しますわ」

イヴ「そうですか〜、大人は配る側ですよね、うんうん」

時子「勝手に納得しててちょうだい」

イヴ「トナカイさん達にあげましょう〜。あ、ヴィクセン〜」

ヴィクセン「サンタクロース殿、おつかれさまです!」

ヴィクセン
トナカイの一人。きっぱりハッキリとした口調。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
122Res/162.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice