3:名無しNIPPER[sage]
2017/12/08(金) 01:16:46.43 ID:dW68xNSs0
無数に連なる廃墟は、私とユーと、この音達を吸い込んでは、無に変える。
音は無音になり、私とユーは、存在を廃墟と同じ、空虚に変える。
それがいつも通り、普段の日常。なんて、言ったらいいんだろう。本風に言い換えるなら。
言い換えなければ、バカみたいに寒い風を、私一人が耐え忍んで、ケッテンクラートを運転する。
その後ろで、私のことなんか気にしないで、バカみたいに眠るユーと、揺れる荷物、履帯が踏み潰すガラスの音と、じゃりの音。
これがいつも通り、普段の日常。
がたごと、じゃりじゃり。びゅーびゅーぐーぐー。
がたごとじゃりじゃり、びゅーびゅー、ぐーぐー。
がた、ごと、じゃり、じゃり、びゅー、びゅー、ぐー、ぐー。
28Res/22.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20