モノクマ「安価とコンマで脱出ゲーム!」
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36:8e ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/12/06(水) 15:45:07.66 ID:VQEnka1n0

「……ん……くん……」

「……苗木君!」


苗木 「……んっ……」パチッ


目が覚めて最初に見えたのは、心配そうに見下ろす不二咲クンの顔。


苗木 「あれ、ここは……」


ルーレットが目に入る。娯楽室のようだ。

起き上がると、背中が痛かった。

右手に違和感を感じる。見ると、手首に黒い皮製のリストバンド?みたいなものが付けられていた。


不二咲「これねぇ、時計になっているみたいだよぉ。ほら、ここを押してみて」ポチッ

苗木 「えーと、今は…11時30分?」

左右田「うおッ、すっげーぞこのカウンター!酒が一杯あんじゃねーか!」

田中 「禁忌を犯す覚悟があるなら進め。さもなくば黙って立ち去れ」

大和田「フツーに飲むなって言えねえのかオメーは」


バーカウンターの所で、大和田クンと知らない人二人が打ち解けて(?)る。
僕が起きていることに気づくと、黄色のつなぎを着た人が話しかけてきた。

どうやら、この人は左右田さん。向こうで変なことを言ってる人が田中さんというらしい。


苗木 「お二人は本科の人なんですか?」


そう聞くと、なぜか二人とも顔が曇る。


田中 「……運命星よ、どうやら邪悪なる意思が、我らの記憶を封じたらしいのだ」

苗木 「え?」

左右田「オレらよォ、多分ここの生徒じゃねーかなァって思うんだけどよ、覚えてねーんだよなァ」ガシガシ

不二咲「それ……って、記憶喪失ってことぉ……?」

大和田「けどよ、一気に二人もなるもんか?オレも消火器とか、標識で殴られたことあっけどよ、
    記憶ソーシツなんかなったことねえぜ」

左右田「や、名前とか年は覚えてるんスよ。ただ…」

苗木 「自分の才能は、覚えてないんですね…」

田中 「俺様の聖骸布から、獣の匂いがする……もしや」

不二咲「もしや?」

田中 「超高校級の魔獣使い(ビーストテイマー)……?」


もうツッコむ気も起きない。

そこで、備えつけられた天井のモニターから『ザザッ』と音がした。


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