ザ・チンポ
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/12/05(火) 13:37:16.33 ID:fJBhatGxO
チンポは男に手を伸ばした。明かりが全くなかったので、どこに何があるのか己の触覚を頼りにせねばならなかった。
彼女の動きに呼応するかのように、男も便器から立ち上がった。まるで嘆きの壁で再会した親子がそうするように、男とチンポは固く抱き合った。赤の他人に抱きしめられて彼女は一瞬だけ身体を強張らせたものの、すぐにだらりと両腕を垂らしてされるがままになった。
祭壇に供えられる山羊の死体の気持ちが、少しだけ分かったような気がした。私はこれから、この男に……いや、神(推測に過ぎないが)に犯される。しかし、不思議と恐怖は感じなかった。本当に神と交わることができるなら、それ以上の喜びなど存在し得なかったからだ。


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