11:名無しNIPPER[saga sage]
2017/12/04(月) 23:51:58.11 ID:0sLsLZuO0
鈴帆「ふぅむ……なら、ボケ側やってみると? 着ぐるみなら、いくらでも貸しちゃるけん」
乃々「ふえぇ!? そんなの、むぅー……」
鈴帆「むぅー?」
乃々「…………着ぐるみ……意外と、アリかもしれません」
鈴帆「おぉ! 乃々しゃんが乗り気! こっちこそ意外ばい!」
乃々「いえ、その……思ったんですが、着ぐるみを被って、顔を隠してしまえば、ステージで沢山のファンの方達に見られても、平気かも……?」
鈴帆「あっははは! なんばいよっとね、乃々しゃん! アイドルが顔を隠して、どうすると!?」ペシペシ
乃々「あぅっ……うぅ〜、正論が身に刺さる……」
鈴帆「そもそも、ウチは頭を被るタイプの着ぐるみは好かんけん、ほとんど持ってなか!」
乃々「言われてみれば……鈴帆さんはいつも、着ぐるみから顔を出していますね……。今のカブトムシも、そうですし」
鈴帆「ウチにとって、着ぐるみはあくまで衣装ばい。皆には面白か衣装だけを見てもらうんじゃなくて、面白か衣装を着たアイドル、上田鈴帆を見て、笑ってほしかよ」
鈴帆「それに、せっかく沢山のファンを笑わせても、頭に被りもんしとったら、笑顔が見辛かろうもん!」
乃々「な、なるほど……!」
乃々「鈴帆さん、そこまで考えていたんですね……。すごい……もりくぼには、とても出来ません……」
鈴帆「えへへ……そんなに褒められると、照れるばい……!」
乃々「もりくぼは、人と目を合わせるのが苦手で、自分を見てほしいなんて、なかなか思えなくて……ヘラクレスどころか、ちっぽけな虫くぼですけど……」
乃々「それでも、いつか……鈴帆さんのように、堂々と、ファンの皆さんと向き合える……でしょうか……?」
鈴帆「そんなの、出来るに決まっとるばい! なんなら、乃々しゃんのライブの時には、ウチがでっかい着ぐるみ着て、客席から応援しちゃるけんね!」フンス
乃々「……そ、それは……警備の人に、つまみ出されそうなんですけど……」
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