青空坂上 〜卒業するまで、しゃっぽーしようね!〜
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8:中村千歳 ◆hsUAEn/JO/Q.[saga]
2017/12/04(月) 22:44:18.79 ID:LYe2U+Pd0
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4月第2土曜日。
世間ではただの土曜日だが、新友会にとっては記念すべき日である。
すなわち、青木さんがこのグループに入ってから、初めての新友会。
24条51丁目西行の白いポールで電車を待っていると、北行の赤いポールから遥が走ってきた。
「しゃっぽー」
「おう」
なんかよく分からない挨拶を交わした後、
「周縁世界(しゅうえんせかい)って話したっけ?」
さっそく都市伝説の話である。
遥が新本郷の地理に詳しくなったのは、新友会を始めた中学の頃。以前はこれだけだったから良かったが、中3あたりから都市伝説にも詳しくなった。SNSで知り合った人に色々教えてもらって、それで興味を持つようになったらしい。
ちなみにこのSNSというのが、この間出ていたエースチャンネルというやつだ。チャットとか日記とか色々備えてるらしいが、ネットに疎い俺には分からない。
で、周縁世界って何?何回か出た話だけど、一応聞いてみる。
「今私たちがいる世界は、実は巨大な別の世界の一部なんだって。それで、外の世界からこっちを監視してる組織があって、その名前が八幡高校」
なんか増えてる。監視してる組織とか初めて出てきただろ。八幡高校も初登場。ちなみにこの間は本郷市役所のサーバーが初登場だった。
そうこうしているうちに電車が到着。24丁目線西行に乗る。降車電停は24条1丁目(地上線入口)。
ところで、「地上線入口」というのは24条1丁目電停の副名称なのだが、地上線というのが何のことなのか俺はよく知らない。遥は知っているのだろうか。
「ごめん、私も知らない。今度ミズホンに聞いてみるねww」
なぜ笑ったのかは謎だが、とりあえず遥は知らないらしい。あとミズホンって誰?
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