2:名無しNIPPER
2017/12/03(日) 09:22:51.23 ID:Xd2+mnG4O
ケイト「他にも、『風の又三郎』とか『夜鷹の星』『銀河鉄道の夜』『貝の火』・・・いっぱい読みマシタ。」
ケイト「『どんぐりと山猫』はミクさんが思い浮かびマシタ。」クスクス
P「どれも名作だなぁ。『ここをどこだと思ってるニャア!いい加減、静かにするニャア!!』って?(笑)」
ケイト「ケンジ・ミヤザワの世界はすごくロマンティックデスネ。」
ケイト「だけど、どれも凄く孤独で悲しいデスネ。そして時々、凄く厳しいデス。」
P「そうだなぁ。俺も大好きな作家だけど、何度読んでも、読むたびに色々感じるものがあるな。」
P「それこそが名作の条件だろうな。シェークスピアや「宝島」だって、何度読んでも面白いしな。」
ケイト「Pさんも、本好きデスカ?」
P「文香には負けるけどな。俺はスローリーディング派だから、量も少ないし。」
ケイト「スローリーディング?」
P「言葉の一つ一つ、そのバックグラウンドにあるものまで、調べながら読んでいく読み方だよ。」
P「読みながら、その作品のステージとなっている所を実際に歩いてみたり、主人公と同じことをやってみたり。」
P「だから短い本でも1冊読むのに凄く時間がかかるんだ。」
ケイト「面白そうな読み方デスネ。」
P「あぁ。そうすると2度目3度目に読んだ時には、その世界に入ったかのように感じるぞ。」
ケイト「そんなPさんのオススメの本、何デスカ?」
P「そうだなぁ・・・『銀の匙』はあまりに言葉が独特だし、時代のこともあるし・・・」
P「ラフカディオ・ハーンかな?日本名、小泉八雲。」
P「日本的な雰囲気がたくさん味わえるし、日本の昔のこともわかるし。」
P「英語との対訳本持ってるから、今度持ってくるよ。」
ケイト「Woww!ありがとうございマス。」
P「あとは、柳田国男の『遠野物語』も面白いかな。色んな妖怪の話もあるし。」
ケイト「ヨーカイ?あぁ、日本のフェアリーのことデスネ?猫娘、座敷童、カワイイデス。」
P「そうそう。宮沢賢治も、柳田国男の影響を受けているって言われているんだ。」
P「まぁ、彼の場合、農業や信仰の影響の方が圧倒的に多いけど。」
P「まぁ、遠野自体が凄く特殊な地域だから、行ってみるのもいいかもな。」
ケイト「日本は地域ごとに色々な文化があって面白いデスネ。北と南ではまるで別の国デス。」
P「そうだなぁ。沖縄は一年中半袖でいられる位だけど、北海道の冬なんて、0度でも暖かいだからなぁ。」
ケイト「他にも、山と海でも全然違いマスネ。」
P「・・・ケイト、日本のローカル文化に興味あるか?」
ケイト「ありマス!私、日本に来て、『日本的』というのが凄く一部の日本の文化だと知りマシタ。」
ケイト「日本、季節もですが、人も文化もとても豊かデス。もっとたくさん、日本のこと知りたいデス。」
P「そっか。うん。面白い企画が作れそうだ。まぁ、期待しないで待っててくれ。」
ケイト「はい!期待してマス(笑)Pさんがそう言うときは、いつも面白いお仕事作ってくれますカラ。」
P「はははは。じゃあ、俺は仕事に戻るよ。」
ケイト「オツカレサマデス。」
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