【ラブライブ!】私のダイヤちゃん【サンシャイン】
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45: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:31:35.18 ID:XoFlawlF0
これはもう、勘違いでも勇み足でも、痛すぎても構わないっ!
隣の善子ちゃんも、目がそう言ってる!
『だ、ダイヤちゃーーーーん!』
46: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:32:49.18 ID:XoFlawlF0
「そっかぁ、曜ちゃんはダイヤちゃんの事が好きだったんだぁ。」
「善子ちゃんも恋愛に興味があったみたいで良かったズラ?」
「ち、千歌ちゃん?!」
47: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:33:22.18 ID:XoFlawlF0
それだけではない。
更に向こうには、苦笑いをする梨子ちゃんルビィちゃんと、今にも吹き出しそうな果南ちゃんと鞠莉ちゃんまで・・・。
「どうして・・・なんで、みんなまでここに・・・。」
48: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:33:59.51 ID:XoFlawlF0
でも、そんな私や善子ちゃんよりも、体を震わせ空気を震わせる人が・・・。
「なるほど・・・。」
ゴゴゴゴゴって効果音はこういうときに使うんだ・・・なんて感心してしまう。
49: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:34:40.67 ID:XoFlawlF0
吹きだしそうに体を震わせていた二人が、一転して息を飲んで固まる。
「純情な曜さんと善子さんを弄ぶ所業・・・断じて許す訳にはいきませんわ!」
「だ・・・ダイヤ?これは、あのーそのー、ハグする・・・?」
50: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:35:24.78 ID:XoFlawlF0
逃げようと踵を返した果南ちゃんと鞠莉ちゃんよりも数段素早く、ダイヤちゃんが間合いを詰める。
「言い訳は後でじっくり聞かせていただきますわ。」
そういうダイヤちゃんの後ろには、電光石火の手刀を首筋に受け、力なく崩れ落ちる果南ちゃんと鞠莉ちゃんの姿が・・・。
51: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:35:54.12 ID:XoFlawlF0
『か・・・。』
誰が発したのか判らない位一様に、みんなが言葉を発する。
『カッコいいーーー!!!』
52: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:36:59.65 ID:XoFlawlF0
「ねえねえ、ダイヤさん!今のどうやってやったの?見せて見せて?!」
「ダ、ダイヤさん。今のリズム、もう一回見せて?!」
「ダイヤさん。マルにも今のを教えて欲しいズラ!」
53: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:38:07.71 ID:XoFlawlF0
『終わった・・・。』
そんな空気が、ついさっきまで狂喜乱舞していた私達の間を吹き抜ける。
54: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 01:40:35.72 ID:XoFlawlF0
「よ、善子ちゃん?」
「よ、ヨハネよぉ・・・。」
「部室に行こっか・・・。」
55: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:15:17.01 ID:XoFlawlF0
「何もなかった。今日は何もなかったんだよね?」
「そ、そうね・・・。」
今日は帰るまでみんなにイジリ倒され、その都度ダイヤさんが発狂すると言う事を繰り返していた。
56: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:16:43.70 ID:XoFlawlF0
家に帰りつくと、そのままベッドへ倒れ込む。
あ〜〜〜!
57: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:51:40.32 ID:XoFlawlF0
ベッドでクネクネしていると、突然ドアが乱暴に開け放たれる!
「はぁい!今日は残念でしたネ♪でも〜、ダイヤの心に爪痕は残したはず!勝負はこれからヨ!」
またもやタイミングを計ったように現れる鞠莉ちゃん。
58: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:52:25.22 ID:XoFlawlF0
「あ、あのぉ鞠莉ちゃん・・・もしかして今も私の心の声ダダ漏れ?」
「イッエェ〜す!このくらいの困難で、立ち止まってはいけませ〜〜〜!」
言い終わらない内に、鞠莉ちゃんがバタリと倒れ込む。
59: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:53:37.83 ID:XoFlawlF0
「まったく、舌の根も乾かない内から・・・。」
その後ろには手刀を光らせたダイヤちゃんが!
「鞠莉さんも困った事ですわ。」
60: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:54:21.30 ID:XoFlawlF0
私がそう切り出した瞬間、ダイヤちゃんの眼が鋭く光りました。
「あ・・・。」
「私の発した発言が元とは言え、これでは示しがつかないのです・・・。」
61: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:55:01.92 ID:XoFlawlF0
チュンチュン!
あ、あれ?
いつの間に私寝てたのかな。
昨日はダイヤちゃんに告白して・・・あれ?昨日はみんなと水族館でバイトしたんじゃなかったっけ?
寝起きのせいかな、記憶がハッキリしない。
62: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:55:54.30 ID:XoFlawlF0
なんかダイヤちゃんに告白して大変な事になった気がするけど、それって日曜じゃないよね。
んん??
今日は月曜日。
63: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:57:12.23 ID:XoFlawlF0
何かすごいリアルな夢だった気がするけど・・・。
こんがらがった記憶を整理しながら、支度を整える。
そっか、あれは夢だったんだ。
64: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 02:58:15.70 ID:XoFlawlF0
バスに揺られながら、当たり前のことを反芻している。
なんか変な寝起きのせいかいつもより早く学校に来ちゃった。
気を取り直して、校門を抜けようとしたときに後ろから声をかけられる。
65: ◆HUg149YDMA[sage saga]
2017/12/02(土) 03:00:40.81 ID:XoFlawlF0
以上になります。
本編では結局ダイヤさんはダイヤさんのままでしたが、こんなダイヤちゃんも良かったかなぁと書いてみました。
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