87: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/01/22(月) 10:29:24.46 ID:H4KAurkc0
「わあッ」
派手な音をたてて、荷車が倒れた。
積んでいた壺のふたが外れ、茶色い液体が飛び散る。
強烈な悪臭。
鼻が曲がりそうになるほどだ。
悲鳴があがり、たちまち自分を取り囲む人の輪が完成した。
便所掃除「うわー……やっちまった。最悪だ……」
転がっている壺を荷台に乗せ、もそもそと上着を脱ぐ。
四角に折り畳み、流れた糞尿を拭き取る。
染みついた糞の臭いは一生取れない。
もう二度と、この服を着て外を歩くことはないだろう。
町民A「ったく、道にウンコぶちまけんなよな。くせぇよ」
子供A「くっせー! ゲロ吐きそう、オエ!」
令嬢「ごほッごほッ、なんて酷い臭いなのでしょう。この殿方は、一体何を運んでいらっしゃるのですか?」
便所掃除(オメェらのケツから出た搾りカスだよ!)
一刻も早く、この場から立ち去ってしまいたかった。
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