56: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/01/03(水) 21:27:15.69 ID:0y33kF5p0
魔女「で、調略は上手くいったのかい?」
間諜「バッチリでーす! ぐんひひゃんはほふほっひははへふ! ほーはひへんふぁっふぁへふはは!」モグモク
勇者「肉を口に入れたまま喋るなよ。何言ってるんだ?」
魔女「軍師さんはもうこっち側。引き込むのが大変だった、かな?」
間諜「ビンゴ!」
一通り町を回った後、大広場にて先代勇者が王に対し感謝の意を述べる。その時が狙い目だ。
アルマリクの王に、集まった観衆に、麻薬の取引も含めて先代勇者が行った数々の悪行を暴露してやるのだ。
タイミングが重要だった。
勇者(かつての仲間を討つ。魔女にとっては辛い戦いになる)
勇者「魔女」
魔女「ん、どした?」
勇者「……作戦、成功させような」
魔女「既に水面下で戦争は始まってる。一度走り出したら、もう立ち止まれない。どんな手段を使っても、ボクはこの戦に勝ってみせる」
勇者「ああ」
間諜「私もです!」
魔女「じゃ、そろそろ行こう」
三人は同時に席を立った。魔女が左手を出す。間諜がその上に手を重ねた。最後に、勇者がそっと手を重ねる。
勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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