勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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244: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/08/11(土) 00:31:18.39 ID:pZhPrSd+0
盾士「ご苦労だった、戦士」

戦士「叔父上」

隻眼の老将が戦士の隣に腰を下ろした。
盾士は戦士よりも戦の経験が豊富だ。
本来なら、将軍を盾士が務め副将を戦士が務めるはずだった。

しかし、彼は将軍の座を甥へ譲った。
戦士はいずれ、王国にとって不可欠な存在となる。
そう判断したからだった。

盾士「よくぞ儂の陣を破った」

戦士「叔父上、今回は兵士達がよく踏ん張ってくれた。そして信じてくれた。彼らのお陰で無茶な作戦も実行できたのです」

盾士「あの戦法が、いつまでも通用するとは限らぬぞ。戦とは砂の大海。時が経ち、風が吹けば形は別物となる」

戦士「肝に銘じておきます」

盾士「……後で兵達を労わってやれ」

戦士「ええ。叔父上も肉を肴に一杯、どうです」

盾士「ありがたく、いただこう」

二人の豪傑は静かに笑って杯を重ねた。


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