勇者「よーし、いっちょ叛乱でもするか!」
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205: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/15(火) 23:24:06.67 ID:hJN7I0W/0
しばらく二人は無言で焼石から立ち上る蒸気を眺めた。

勇者「……間諜が命懸けで道を切り開いているのに、俺達だけサウナでのんびりしていいのかな」

魔女「平和だよね、この村」
以下略 AAS



206: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/15(火) 23:27:32.93 ID:hJN7I0W/0
勇者「俺達の他に? まさか、変なこと言うなよ」

魔女「キミ、そんな隅にいて寂しくないかい。ボク達のところへ来てくれないか。ハザラ族の民謡に興味があるんだ」

返事はなかった。物が動く気配すら感じられない。
以下略 AAS



207:名無しNIPPER[sage]
2018/05/16(水) 00:32:52.53 ID:hkyQ6MQDO



208: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/18(金) 23:27:15.26 ID:w/kGJFk40
その日の夜は、宿屋の主人と当たり障りのないことを話して終わった。
大道芸人になった経緯や、カーブルでドワーフ族に披露した芸についてだ。
一応、この村では大道芸人として通っている。
勇者であることが宿屋の主人に知れたら、こちらの動きが最悪の場合、国王にまで知られてしまう。

以下略 AAS



209: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/18(金) 23:33:05.97 ID:w/kGJFk40
魔女「これまで全力で支えてくれた人達が、今度は全力で殺しにかかってくる。それが盟友であったとしても」

勇者「盟友?」

魔女「王都アルマリクに、弟がいるんだ。まぁ、血の繋がりのない義兄弟なんだけど。ボクはその義弟と切磋琢磨していてね。魔物の討伐数を競ったり、新たな魔法を見せ合ったり、くだらないことで盛り上がったものさ」
以下略 AAS



210: ◆EpvVHyg9JE[sage]
2018/05/18(金) 23:34:42.72 ID:w/kGJFk40
今回はここまで
最後に誤字訂正を
高仙之ではなく高仙芝です
失礼しました

以下略 AAS



211:名無しNIPPER[sage]
2018/05/19(土) 04:35:09.93 ID:+SVRfXPDO



212: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/23(水) 17:55:10.66 ID:YsdTWoQ5O
宵闇の中で、何かが動いた。
ぴしり、と幹の割れる乾いた音。
灌木から灌木へ、素早く疾る影。
家畜小屋で牛に穀物を与えていた主人は、手を止めて辺りを見渡した。誰もいない。

以下略 AAS



213: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/05/25(金) 23:40:20.22 ID:SkvD6Y9Z0
耳障りな金切り声が、暗闇を一気に駆け抜けた。誰かが襲われている。
跳ね起きた勇者を阻むように、横から刀が突き出された。三日月の如き弧を描く刀。
死神の鎌、と言っても相違ない。

男「手を後ろに回せ。抵抗するなよ。テメェの首が惜しいならな」
以下略 AAS



214:名無しNIPPER[sage]
2018/05/28(月) 00:25:43.50 ID:5djHMLIDo
あ、そう。一生懸命頑張ってね


215:名無しNIPPER[sage]
2018/05/28(月) 13:30:59.33 ID:LZspTsuMO
見てるぞ


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