108: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/02/05(月) 16:41:05.80 ID:3Kbdwrqx0
伝令「伝令ッ!」
食堂の扉が勢いよく開け放たれた。
書状を握りしめた兵が転がり込んでくる。
伝令「この店に勇者殿はおられるか!」
勇者「俺だけど、何かあったの?」
伝令「し、至急ッ! 館の書斎まで来てほしいと、軍師殿が……」
勇者「軍師が?」
勇者が料理長と便所掃除の方を振り向く。
便所掃除は促すように顎をしゃくった。
便所掃除「やっぱお前が勇者様だったか……。五芒星を見た時に、もしかしてと思っていたんだ」
便所掃除「行けよ、軍師様から大事な話があるんだろう? 俺はもう少し、ここで飲んでくぜ」
勇者「途中で抜けてすまない。おやっさん、先に勘定だけ払ってくよ!」
料理長「おう! どうも、ありがとな!」
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