【ミリマス】P「願いを灯に込めて」
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1: ◆km.GW4AuOk[sage]
2017/11/30(木) 23:16:32.26 ID:CEOpY5J8o
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです

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2: ◆km.GW4AuOk[sage]
2017/11/30(木) 23:17:33.66 ID:CEOpY5J8o
昨春、765プロにシアター部が設立されてから、一年と少し。

初めの頃はほぼほぼ素人同然でレッスンに掛かりきりなアイドル候補生たちと共に細々と営業回りをしていたが、最近は様々なところで着実に成果を上げてきている。
こうして階段を登っている僅かな時間に静寂が存在しているのを改めて意識すると、仕事がないせいでアイドルたちが遅くまで事務所で駄弁っていたのが遠い昔のようだ。


3: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:18:44.65 ID:CEOpY5J8o
ぎいっと鳴る扉を慎重に開ける。
廊下を進んで奥の左側、談話スペース。居た。

やや癖のあるこげ茶の髪。
俯きながら片手でスマホをいじっていて、せっかく横顔も綺麗なのに、ふわふわの髪ですっかり覆い隠されてしまっている。
以下略 AAS



4: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:20:09.41 ID:CEOpY5J8o
「すまん、遅くなって。長引いてな」

「プロデューサーさんから呼びつけておいて待たせるなんて……しっかりしてください」

「まあまあ、その分収穫はあったから」
以下略 AAS



5: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:21:51.19 ID:CEOpY5J8o
「スズラン。渡したかった季節とは、違うんだが。この時期のものだから」

「スズラン……可愛い花ですね」

「だろ。ランプみたいで、なんだか暖かそうだと思ったんだ」
以下略 AAS



6: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:24:29.55 ID:CEOpY5J8o
華奢な指がそっと花に触れる。


「プロデューサーさんが何を考えているのかは、分かりませんけど。でも、たぶん……きっと、私のことを考えて選んでくれたんだろうなってことは、分かります」

以下略 AAS



7: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:26:14.02 ID:CEOpY5J8o
「さて、用事はこれだけだ。わざわざ事務所に帰ってきてもらって悪かったな。仕事の話の方が嬉しかったか?」

「いえ、そんな。お花も……嬉しいです」

「そうか。いや、実は、週一のラジオのレギュラーなんて話も来てたりする」
以下略 AAS



8: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:27:21.10 ID:CEOpY5J8o
「よし、帰ろうか。いつもより遅いだろ、送ってくよ」

「そうですね、プロデューサーさんが直帰じゃなくて事務所で待ってろって言うから」

「手厳しいな……」
以下略 AAS



9: ◆km.GW4AuOk[sage saga]
2017/11/30(木) 23:39:25.37 ID:CEOpY5J8o
扉の端の方を抑えながら鍵を差し込んで回す。
あぁ、夏に入るまでに業者さんにエアコンを見てもらわないとな……。

たるき亭の横を二人で通り過ぎる。

以下略 AAS



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