13:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:37:50.57 ID:55MKcZVu0
これって…その……いわゆる……アレ…?
え…?このタイミングで?
14:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:39:49.99 ID:55MKcZVu0
「……元でしょ」
「あはは……そうやね…いやーしかし最後にワシワシできてよかったわ…えりち中々隙を見せないから…」
15:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:40:23.18 ID:55MKcZVu0
「じゃあ、ウチ穂乃果ちゃん達手伝って来るわ、そろそろ文化部の方へ行って大変な頃だろうし」
「…そう、分かったわ」
16:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:42:21.87 ID:55MKcZVu0
「えりち」
不意にこちらを振り向き呼びかける声にハッと顔を上げる
17:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:43:52.89 ID:55MKcZVu0
少しの間の後……意味を理解して無性に恥ずかしくなる
鏡があったなら、きっと真っ赤に染まった自分の顔が見られただろう
18:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:44:27.97 ID:55MKcZVu0
残された私と、一本のリップクリーム
鈍く光るその姿をじっと見つめる
19:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:45:36.70 ID:55MKcZVu0
「………ッはぁ…!」
すんでのところでため息を吐き、リップクリームの蓋を閉め…容器を机に立てる
20:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:46:22.12 ID:55MKcZVu0
軋む椅子に腰を下ろし、纏め終えた書類を傍に追いやる
指に髪を絡め、ふっと息を吹きかける
21:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:48:18.78 ID:55MKcZVu0
妙案は出てこないので、視線を書類へと戻す
後に考えるとしよう……今は目の前の荷物、妹分の仕事を減らさなければならない
22:名無しNIPPER
2017/11/30(木) 02:48:50.65 ID:55MKcZVu0
おわり
23:名無しNIPPER[sage]
2017/11/30(木) 03:04:24.55 ID:qf7cUpIto
はぁ・・・のぞえり尊いよ
最高でした乙!
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