三船美優「写真の向こうの想い」
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20: ◆TZ9gOMQ.mU[saga]
2017/11/29(水) 04:48:23.77 ID:crkVqtSl0
山田「えっと、そうだ、中学ん時いきなり『お前犬飼ってただろ、三船も飼ってるらしいから話してかけてみれば』とか言われたんすよ」

P「言ってない」

山田「言ってた。でもなきゃ俺みたいな体育会系が三船ちゃんみたいなインドア派に話しかけるはず無いだろ」

P「俺は言ってないし、三船さんはインドア派じゃない」

留美「Pくん、少し静かにして。山田さん続けてくれるかしら?」

山田「分かってます。そうだ三船ちゃん、飼い犬、どうしてる?」

美優「……お別れ、しました」

山田「そっか、賢くていい子だったなあ……うちのも死んで5年か。そうそう犬で思い出した、三船ちゃんとこの犬さ、何時だったか脱走しなかった?」

美優「はい……その時に山田さんが一緒に探してくれて助かりました」

山田「あ、そうだっけ? あんまり覚えてないなー。その後のPの反応は覚えてんすけどね」

P「その辺はいいだろ……」

山田「その辺聞きたいんでしょ、三船ちゃんも、皆さんも」

コクコク

山田「突然この世の終わりみたいな顔して“やっちまった”って言い出して、聞いてみると犬を脱走させたとか言ってて、それから三船ちゃんが引っ越すって話が出るまでずっと情緒不安定だったんスよ」

P「……そうかもしれないな」

山田「そうだよ。んで、三船ちゃんが引っ越すってなったら、お別れ会をやる!とかって、先生まで動かしてたよな。すげえなって見てたわ。それが終わったら終わったでわんわん泣きながら演出家になるとか言い出してさ」

テンチョー、オクサンガヨンデマス

山田「やべ、話し込んじゃった。続きはソイツに聞くか、また今度店に来た時にでも。今日はドリンク奢るから好きなだけ飲んでって。特に三船ちゃん」

美優「ありがとうございます……」

P「奢りとか、奥さんに怒られるぞ」

山田「アイドルのサイン貰えれば大丈夫だ、頼むぜ。それじゃ、失礼しまーす」

バタン

留美「楓さんや志乃さんが居なくて良かったわね。山田さん」

瞳子「確かに、そうね」


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