243:名無しNIPPER[saga]
2018/06/10(日) 21:44:46.26 ID:xxwgaqJq0
粧裕の部屋
ドア ガチャッ カギ カチン
粧裕「そこ、座って」
ミサ「あっ、ありがとう」
粧裕(……なにをしているのあたしは?……こいつは第二のキラに間違いない……警察にマークされているかもしれないこの女をよりにもよってあたしの部屋に入れてしまった……ううん、そんな事よりもどうしてこいつはあたしがキラだって気付いたの?……まさかこいつもあたしのことを探っていて、あたしがこいつを見つけるより早くあたしを見つけた?……違う、こいつはお兄ちゃんに会いに来たって言っていた……お兄ちゃんと第二のキラが? どんな関係なの? お兄ちゃんは知っているの? こいつが第二のキラだっていう事を? いや……お兄ちゃんが知るわけが無い……お兄ちゃんが知っていたらお兄ちゃんはお父さんに協力を取り次いでこいつを逮捕しているはず……だったらこいつはまだお兄ちゃんにも警察にも正体がバレていない?……いや、これは全部あたしの憶測……何一つ確証が得れていない……何もわからない今、もうこうやってこの第二のキラと接触している以上、あたしのやるべき事は……)
粧裕「何故、わかったの?」
ミサ「!」
粧裕「あたしはあたしに繋がるような証拠は一切残さなかった。なのにどうやってあたしがキラだってわかったの?」
ミサ「あ、やっぱり目の取引してないんだね」
粧裕「……目?」
ミサ「死神の目を持つと人間の寿命と名前を見る事ができるんだけど、ノートを持ってる人間の寿命だけは見えないんだよ」
粧裕「…………リューク」ギロリ
リューク「いや……そこまで詳しく知らなかったし」
粧裕(信じられない……こんな重要な情報を知らなかったで済ませようとして……この死神は……)
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