43: ◆3s4IbQehY.[saga]
2017/11/29(水) 19:37:52.44 ID:xx0SD3pr0
灯台の中へ入ったはいいものの、先程の二人組の姿は見えない。
「どこ行ったんでしょう」
「あんた、誰か探してんのかい?」
辺りを見ていると、灯台の中にいた船乗りらしき男性に声をかけられた。
どうやらこの灯台には予想以上に人がいるようだ。
「あぁ、今この灯台に入ってきた人を探しているんですけど…」
「今入ってきた人?その人達ならエレベーター使って頂上まで行ったぜ」
「頂上ですか、ありがとうございます」
「いいってことよ、けど今動いてったから頂上行くには歩かないといけないぜ」
「分かりました、それでは」
「おう、あぁ後頂上へ行くにゃ一回どっかの窓から飛び降りる必要があるから気を付けな!」
先程の人達の場所を聞く事ができ、脇の階段から頂上を目指した。
彼の言う通り、頂上へ行く為には窓から飛び降りる場面が出てきたがそこは別に問題ない。
その点については、今特筆すべき部分ではないのでここで終わらせる。
梯子を上って頂上に来た私が最初に見たのは、一瞬目が見えなくなる程の閃光。
「うわっ」
灯台だから、光が灯るのは当たり前のことではあるのだが。
その時の私は一切その事実を頭に浮かべていなかったので、結果的に私は転んだ。
お陰で、視界が回復した直後その場にいた三人にとても驚かれることになった。
68Res/57.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20