12: ◆5KM6wAIMXVHW
2017/11/25(土) 15:06:06.66 ID:/qQ60XGi0
モバP「俺の立場からしても、そのような理由じゃ認めることはできない。」
フレデリカ「え〜、ケチ〜。じゃあ活動休止でもいいよ。とにかく休みが欲しいの。」
モバP「同じことだ。ちゃんとした理由がないなら、認められない。」
フレデリカ「も〜〜!いいよ、認められなくてもフレちゃん仕事する気もうないから!
じゃあね〜〜♪」
モバP「あっ!待て!」
俺の制止も聞かず、フレデリカはそのまま走り去っていってしまった。
モバP「さて、どうしたものかな・・・」
フレデリカは言動こそおちゃらけてはいるが、決して何も考えていないわけではない。
とても思慮深い人間だということは分かっている。
だから、ただつまらないという理由だけでアイドルを辞めると言い出すとは思えない。
美嘉「プロデューサー・・・」
きっと何か別の、俺に言えない理由が・・・
美嘉「プロデューサー!」
モバP「うおっ!美嘉、な、なんだ!」
美嘉「そんなにびっくりしないでよ!
あ、あのさ、フレちゃんなんて言ってた?」
モバP「アイドル辞めると突然言い出した。
アイドルがつまらなくなっただとか・・・」
美嘉「あのね、その理由たぶん、ウソだよ。
アタシにはフレちゃんが辞めたい理由、わかる。」
モバP「・・・教えてもらってもいいか?」
美嘉「・・・たぶん、志希ちゃんのとこに行くつもりだと思う。」
モバP「・・・やっぱり志希か。」
このLiPPSの変化の裏には、いつも一ノ瀬志希の影がちらついている。
本当に志希は『失踪』しただけなのか?
・・・と美嘉に問い詰めたいところだが、ぐっと飲み込む。
秘密を守りつつ、それでも俺に協力しようとしてくれているんだ。
ここは美嘉の気持ちを尊重したい。
美嘉「ごめんね、今アタシが言えるのはこれだけなの。
でもお願い、フレちゃんと・・・」
モバP「ああ。もう一回話をしてみるよ。ありがとうな、美嘉。」
美嘉「うん・・・」
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