238: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/27(月) 19:59:26.47 ID:8d4jimxk0
マリー「なあんだ! わたし、てっきりまたプロポーズされるかと思ってドキドキしていたわ!」
アマデウス「待て。なぜ今その話をするんだキミは!」
マシュ「プロポーズ……ですか? え? マリーさんと? アマデウスさんが?」
ドクター『あれ、知らないのかいマシュ? わりと有名な話だよ、それ』
ドクター『そちらにいらっしゃるミスター・アマデウスは六歳の時、七歳の彼女(マリー)にプロポーズしたんだよ』
マリー「ええ、転んだ彼にわたしが手を差し出すとキラキラした目で見つめて――」
マリー「『ありがとう、素敵な人。僕はアマデウスと言います。
もし、貴女のように美しい人に結婚の約束がないのなら、僕が最初でよろしいですか?』
……そう言ってくれたの! あんなにときめいたのは、生まれて初めてだったわ!」
アマデウス「まさか後世にまで伝わっているとは……悪夢だ……」
マリー「うふふ、それはそうでしょうとも。わたし、嬉しくって嬉しくって方々に広めたんですもの!」
アマデウス「君のせいか! 君のせいだったのか! 断ったクセに、なんて魔性の女なんだ!」
マリー「それは仕方ないわ。だってわたし、婚約相手は自分では決められなかったのだし。
それに――」
937Res/559.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20