189: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2017/11/26(日) 15:09:05.78 ID:HrKXx+5N0
ジャンヌ・ダルク?「……こんな小娘(わたし)にすがるしかなかった国(フランス)なんて、ネズミにも劣る矮小さね」ギリィ
ジャンヌ「……貴女は……貴女は、誰ですか!?」
ジャンヌ・ダルク?「……それは私の質問ですが。良いでしょう、答えて差し上げましょう。私はジャンヌ・ダルク。蘇った救国の聖女ですよ」
ジャンヌ「馬鹿げたことを……! 貴女は聖女などではない、私がそうではなかったように。そして……そして、何故この街を襲ったのです!?」
ジャンヌ・ダルク?「何故……? 同じジャンヌなら、理解していると思っていましたが」
ジャンヌ・ダルク?「単にフランスを滅ぼすためですよ」
ジャンヌ「馬鹿な事を……」
ジャンヌ・ダルク?「バカなこと? 愚かなのは私たちでしょう、ジャンヌ・ダルク。何故。こんな国を救おうと思ったのです? 何故、こんな愚者たちを救おうと思ったのです?」
ジャンヌ・ダルク?「ここに居るのは……裏切り、唾を吐いた人間達だと知りながら!」
ジャンヌ「それは……」
バットマン(千日手だ。相互理解は不可能……話し合いでの解決は不可)
ジャンヌ・ダルク?「私はもう騙されない。もう裏切りを許さない。そもそも、主の声も聞こえない。……主はもう、この国に愛想をつかしたから」
ジャンヌ・ダルク?「だから滅ぼします。主の嘆きを私が代行します。すべての悪しき種を根本から刈り取ります」
ジャンヌ・ダルク?「フランスが……いいえ、人類が存在する限り、私のこの憎悪は治まらない。あまねく憎悪に喝采を……裏切り者には死を」
ジャンヌ・ダルク?「それが私。死を迎え、新しい存在となったジャンヌ・ダルクの救国方法」
ジャンヌ・ダルク?「貴女の理解は期待していませんよ、私(ジャンヌ)。いつまでも聖人を気取って……」ギリィ
ジャンヌ・ダルク?「憎しみも喜びも見ないフリをして、人間的成長をまったくしなくなったお綺麗な聖処女さまには!!」
ジャンヌ「な……」
バットマン(3で行くぞ)ボソリ
マシュ(え? は、はい!)
バットマン(1……2……)
ドォン
バットマン「……っ」ギャリィン
トゥーフェイス「お見通しだ、コウモリ。なめられちゃ困る」
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