139: ◆Bc4KZX4MNU[saga]
2020/08/22(土) 23:39:27.63 ID:6xgUDqVY0
―――【ホテル:バスルーム】
チャポン
良子(それにしても……麻雀ができる、ですか)
元来、麻雀とはそいうものだと良子自身も理解はしていた
異能をそのままに表現すゲーム
盤上の死合、闇のゲームと言っても差し支えない
良子(しかし、いえ……私も神霊の力をレンタルして戦う者、否定はできませんね)
しかし、それが単体で麻雀を打つことなどあるだろうか
良子(生霊だから、でしょうか?)
彼がイレギュラーなのは確かなのだが、前代未聞ということはあるのだろうか?
しかして、熊倉トシが不明と言っているのだからそれに近いだろう
もしかしたら一生このままかもしれない。そんな不安を抱えていないわけがないのだ
良子「さすがに、このままは不憫が過ぎます……っ」クシュッ
くしゃみが抑えきれなかったが小さく収めた
彼が明るくしているのだからこっちが必要以上に深刻な雰囲気を出すのもよくないなと、頷く
良子(それにしても、できることが増えたというのは……生身に近づいた、ということで良いんでしょうか?)
どこか違和感を抱きつつ、くしゃみが漏れる
良子「長風呂が、過ぎましたか……」バシャッ
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