66: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 23:55:38.71 ID:uLSpg/zU0
《!? は、榛名さん!?》
《ダメです白雪さん、止まらず攻撃を!》
《えっ……きゃあっ!?》
榛名さんへの妨害に動揺してこれまた足を止めた白雪さんに、九九式艦爆の急降下爆撃。ブザーの後、無情にも下される轟沈判定。
《くっ、勝手は榛名が───もうっ!》
側面に回り込んだ妙高さんの雷撃が三発全弾命中。大破着底判定を聞かされ、実は凄く負けず嫌いな性格をしている榛名さんは悪態と共に水面を蹴り上げる。
さて、これで後はBチームは旗艦の大鳳さんのみ………ああいや。
《うぅ……か、艦載機全滅判定って……》
《っしゃ。詰みやな》
こっちももう終わってるか。
「────状況終了。Bチーム、島嶼防衛側は参加18隻中9隻が轟沈、2隻が大破、6隻が中破、1隻が無力化判定。対しAチーム、小破1。他、支援艦【こんごう】は艦上武装の一部に損害判定」
「戦闘指揮所より演習参加艦各位、速やかに上陸・休憩とせよ。ヒトゴーマルマルより演習結果の研修・総括会を行う。それまで体力回復に努められたし」
「提督閣下、ただ今の演習結果の詳細データです」
(´Д`)「篠崎一士、ありがとうございます。後ほど目を通すので、ファイルに纏めておいて下さい」
「了解しました!」
伸ばしかけた手をギリギリで止め、指示だけ出しておく。
いつもならすぐにでも飛びついて目を通したいところだが、そうすると考察や次回の計画、皆の動きを元にした対深海棲艦戦のシミュレーションなどに没頭して他のあらゆる事柄が耳にも目にも入らなくなる。
“オモテナシ”の真っ最中に、それは流石にマズい。
( ´∀`)「────いやぁ、素晴らしいものを見せて貰えました」
ましてやその相手が、内閣官房長官なんていう大物なら尚更に。
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