( ´Д`)離れ小島の提督さんのようです
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27: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/11/18(土) 22:25:14.32 ID:pc666ZQu0
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配慮が欠けていた自身への自己嫌悪もあって、食堂での一件は僕にとって盛大な自爆となってしまった。

負ったダメージは小さくないが、ダラダラ引き摺っていられないのが提督業の辛いところだ。落ち込む気持ちを無理やりに奮い立たせ、指定時刻きっかりに僕は会議室の席に着いた。

「────それでは、全員揃ったようなので青ヶ島鎮守府週例会議をはじめさせていただきたいと思います」

ホワイトボードの前で腕時計を睨んでいた榛名さんが、最後に僕が座ったのをちらりと確認した後そう言って一礼する。

「今会議の進行役を務めます、戦艦部隊統括艦の榛名です。よろしくお願いします」

因みに彼女が身につけているのはいつもの巫女服のような戦闘衣ではなく、自衛隊の白い女性用制服だ。胸元には、艦娘であることを示すため金色の菊の紋が刺繍されている。

週例会のような会議では、一応海自所属という形式を取っている艦娘の皆も第一装での出席を要項で求められる。とはいえあくまで名目上であって相当非常識でなければ黙認される場合が殆どで、実際今日の出席者の中でも瑞鶴さんと龍驤さんは艤装服での出席だ。

川内さんに至っては、ど根性ガエルが描かれた白のTシャツに迷彩柄のジャケット、水色のスラックスという完全に土日を渋谷で満喫する10代半ばのファッションで頬杖を突き座っている。……流石にここまでラフな恰好が黙認されているのは、彼女が有事に編成される「第一艦隊」固定メンバーの一人という実力者だからだが。

だが、榛名さんは毎回律儀に第一装で出席する。流石は妙高さんと並ぶ「青ヶ島の2大真面目艦娘」と言ったところか。



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