( ´Д`)離れ小島の提督さんのようです
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12: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/11/18(土) 06:44:44.27 ID:pc666ZQu0
彡;(-)(-)
《南首相は本日の議会で新たな艦娘・鎮守府関連法案の制定を目指す予定ですが、共栄党、民心党の反対は少なくとも確実と見られ実現は厳しいと思われます。国会前では今日も複数の反戦団体によるデモが行われ、平和と人道を叫ぶシュプレヒコールが────》

早い、美味い、美しいの三拍子を揃えた給食を取るべく艦娘や自衛隊士官の皆さんでごった返す食堂での席取りは大苦戦が予想されたが、運良く近くで自分たちの分を食べ終えたグループがあったおかげで幸いにも三人横並びになりカウンター席に座ることが出来た。

食堂備え付けの大画面テレビでは我が日本の国家元首である南慈英内閣総理大臣の(強烈な)顔面が大写しになり、その下には彼が苦境であることを煽るようなテロップが入れ替わり立ち替わり現れている。

「毎回思うけど、この人凄い不細工なのね……あ痛っ!?」

「こらっ、容姿のことで他人をとやかく言うたらアカンっていつも言ってるやろ」

龍驤さんは伊-19さんを窘めるが、それ少なくとも南首相がブサ……個性的な容姿って事は案に認めてるよね?

(´Д`)(まあ僕も他人の容姿をとやかく言える身じゃないけどね………あっ、鮭美味しい)

鮭それ自体の塩気を殺さないどころか引き立たせる絶妙の味付けに、顔が綻ぶ。付け合わせの白菜の浅漬けをさっぱりした風味を楽しみながら咀嚼し、熱い緑茶で流し込めば大槻班長も笑顔でシゴロ三倍付け判定間違いなしのトライアングルが完成だ。

空腹を自覚したところにこの美味はたまらない。箸を動かす速度が加速し、あっという間に膳の上からメニューが消えていく。

「………ふぃ〜っ、ごっそさん」

「美味しかったの。いつも美味しいけど、やっぱりG-Dayは別格なの」

(;´Д`)そ(速ぁっ!?)

僕の右隣に座る二人はと言えば、既にすべての皿を空にして満足げな表情を浮かべている。引田給養員結構大盛りにしてたと思うんだけど、身体は一見小さくても二人とも流石艦娘と言ったところか。

まだ時間に余裕があるので必要性はないのだが、釣られて僕も何となく食べるペースを早める。

「慌てると喉に詰まらせ………言わんこっちゃ無い」

(;´Д`)「ゴフッ、ゴハッ!」

注意を受けたそばから激しく咳き込む僕に、龍驤さんはため息をつきながら自分の分の御茶を手渡してくれた。


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