61: ◆9adxNUF.8s[saga]
2017/11/18(土) 23:41:32.64 ID:ly/I3ruh0
山賊Aが去った後も、エアロスミスは悶々としていた。まだ自分の暴挙はデータに残っている。
保存され、拡散され、再び保存され。もはや完全に汚点を払拭することはできないだろう。
しかし、エアロスミスにとってそんなことはどうでも良かった。
エアロスミス「山の中にこそこそ隠れて、そのまま朽ち果てる人生なんて絶対に嫌だ」
エアロスミス「昨今の人々は、何でも話し合いで解決できると勘違いしてる。人間と魔族の利害が一致するはずないのに」
エアロスミス「人間か、魔族か。どちらかが滅びるまで闘いは続く。貴族も軍隊も、そのことを少しも理解しちゃいない」
エアロスミス「僕だけだ、正しい目で世界を見ているのは。だから、動かなくちゃいけない。魔族を滅ぼさなくちゃいけない」
少年は立ち上がると、剣を佩いた。街へ行き、仲間を集める。王と掛け合い、魔族を滅ぼす大義名分を得る。
事前にやるべきことをはっきりとさせておけば、全滅エンド・バッドエンドは免れるはずだ。
エアロスミス「ただ、このままで行ったら門前払いされるだろうな。そうだ、>>62に変装しよう」
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