3: ◆u71RyimI2MeR[sage saga]
2017/11/16(木) 03:22:57.95 ID:ZO9+GKwMo
そんなジェラシーたっぷりなことは言わなくても、そこは流石というべきでしょうか。まゆの言いたいことなんてお見通しとばかりに申し訳なさそうに「ごめん」とプロデューサーさんが謝ってきました。
あぁ、困らせてしまいました。私の、まゆの小さな嫉妬心のせいで。本当なら笑顔で見送らないといけないのに……
「……どうしても、行かないといけないんですか?」
「そう、だな……」
思わず漏れた言葉に本当に、心の底から申し訳ないと思っていると分かるプロデューサーさんの答えが返ってきました。顔を上げたら、参ったというような表情で、でもその中にどこか嬉しそうなはにかみを浮かべていました。嬉しそうなのは、アイドルに頼られるのがプロデューサーとして求められているように思えて嬉しいからですか? 私には分かりません……
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